ホストに恋
第27章 27
「胃が痛いって、少し前から言ってたのよ……昨日…配達中に意識失って…運ばれたの…」
家族待合室で父親の検査を待つ
…そして
「池田様…お入りください…」
三人でソファーに
座る
「胃ガンです」
「嘘だろ…」
弟が言った
「先生、父さん…助かりますよね。」
「もっと詳しい検査をしないと何とも…ただ本人に告知どうしますか?」
「言わない方がいいよ」
弟が言ったが
「話して下さい。」
母親がきっぱり言い放つ
「わかりました。それでわ、病院に移しますので、一緒に来てください」
その後、父親にガン宣告をした先生が病室から出て行った
「ガンか…」
父親が肩を落とす
何も言えず固まる拓哉と弟
「神様が、あなたに少し休みなさいって、言ってくれたのよ、休みなしで毎日毎日働いてたんだから。」
母親が言った
知らなかった。
休まず毎日かよ…
よく今までやってたな。
66歳…確かに、きつい年齢だよな
……拓哉わ少し悩んだ。
自分わ長男だから。
いつか…配達中に店やってみるか…って…笑って冗談かと思って…流してしまった。
あれ本気だったのかな…
何か…無性にに翔太に会いたくなった…3日会ってないだけなのに…会いたくて会いたくて…涙がでそうになった
自宅に戻り、これからのことを話す…
店の収入がなくなることわ痛手だ
母親が引き継いても…配達となると免許がない母親にわ無理だ
「しばらく店わ休むわ。」
「母さん…」
「これからわ病院にも足運ばないと行けないし店やれる状況ぢゃないわ、」
「母さん…」
「あなたたちわ、今まで通り仕事、学校があるんだから、頑張ってちょうだい」
「拓哉…長い間仕事休んだらダメ、また何かあったら連絡するから。」
そう言われ明日、帰ることになった