ホストに恋
第28章 28
「瑠衣…無理しないで…」
太一が心配で声をかける…
「いいんだ…俺わ…拓哉に酷い仕打ちをした………俺にわ、もう何もしてやれない。」
「瑠衣…」
仕事を終えジムに向かう瑠衣。
「太一!!帰るぞ!!」
迎えにきた瀬戸の車に乗り込む
「太一!!飲み行くか?」
「いい…帰る。」
「なんかあった?」
「瑠衣………見てるの辛くて…」
「お前が心配しても仕方ない…ほっとくしかないよ!! あいつなりの償いのつもりなんだろ……お前見てないからわからないだろうけど………むちゃくちゃされた拓哉……あんな姿…見たら…瑠衣の奴心配なんて…できねーよ…」
「勇作……」
「好きなだけやらせとけ、近々拓哉も地元で結婚するみてぇだしよ!!」
「え!?そうなの!?」
「父親が生きてるうちに晴れ姿見せてやりたいんだろ」
「そんな……瑠衣…あんなに自分痛めつけてるのに……拓哉が好きなんだよ…拓哉が」
「拓哉わ、もう瑠衣を忘れてる。」
「……」
「拓哉…どうなんだ亜衣さんとわ」
父親が聞いてくる
「ん、できたら結婚しようと思ってる」
「そうか!!安心した…早く決めてこい」
「あぁ…」
拓哉わ亜衣に電話をする
「はい」
「亜衣…今から会えるかな」
呼び出す拓哉