ホストに恋
第29章 29
「太一…っ…」
「ダメっ…!!ああっ…勇作…!!ああっ」
「太一…っ…ううっ…うっ…あぁっ…」
太一の背中に倒れ込む勇作…
「勇作……大好き」
「太一…」
「勇作…眠い…」
「寝ろよ。」
太一が眠るのを確認し、瀬戸わ実家に向かった
実家につくと父親がリビングにいた
「勇作…あの男わ危険過ぎる…調べたが…簡単に手出しできる相手ぢゃない………まぁ…やるだけやってみるけどな………」
「あぁ…」
「それよりどうなんだ、太一くんとわ。」
「うまくいってるよ…」
「そうか、良かった…今日…母さんに会ってきたんだ。」
「母さんに!!なんで…」
「謝りたかったんだ、今までのことを」
「……それで…母さんわ?」
「許してくれたよ」
「そうか…」
「近々ここに来てもらおうかと思ってる、それも伝えた。」
「良かったよ。母さん、いつも親父の写真見てたんだ…寂しそうだった。」
「また、三人で暮らさないか…」
「親父…」
「来週飯でも食おう…」
「あぁ。んぢゃ俺帰るょ」
「また連絡する」
「親父…」
「ん?なんだ」
「今、初めて親父っていいもんだなって感じたよ。ありがと」
「ばかもん…早く太一くんのところに帰りなさい。」
「あぁ…おやすみ」
瀬戸が実家をあとにする