
ホストに恋
第32章 32
「太一さん…瀬戸さんわ、まだ?」
「一度も連絡くれないんだ。…」
ぢゃ…あのキスマークわ……あの数…かなり親しい仲だよな…
「雅哉わ?仲良くしてる?」
「うん!太一さん…四年、瀬戸さん以外好きになった人とかいなかったの?」
「勇作以上の人なんかいない。勇作にしか俺興味ないんだ。」
「すごいな、太一さん…早く瀬戸さん帰ってくるといいね」
「だな。ぢゃ、そろそろ帰るよ。」
「うん。おやすみなさい」
太一が帰った
ガタン
翔太が帰ってきた
「雅哉、起きてたのか!!」
「うん、明日休みだし、」
「そうか、パソコンわかったか!!」
「やっぱ太一さんだよ!!すらすらたたいてたし!!」
「ハハハ!!」
「ねぇ、翔太さん…太一さん…今付き合ってる人とかいたりする?」
「ん!?なんで!?」
翔太が少し動揺した
「ん…さっき、シャワーしてったんだけどさ…タオル渡しにドア開けたらさ……太一さんの体中…キスマークあってさ………」
翔太わ、確信した
俺が付けたものだと
「……俺だよ」
「へ!?」
「夕べ、太一閉店後店来てさ……拓哉のこと考えながら酒飲んでたら涙止まらなくてよ…太一に慰められて…気がついたら…全裸で寝てた……太一もいなくなってた。俺…太一抱いたんだ…覚えてねぇんだよ…最低だな」
「嘘だろ…翔太さん、そんなことしないよね。」
「………」
「翔太さん!!嘘だよね!!」
「抱いたよ…」
「………最低だ…」
雅哉が部屋に戻る。
頭を抱え込む翔太。
