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緑の縁

第3章 私の一日

ガタンゴトンと電車に揺られて15分。
そこから徒歩で30分。
私の通う学校が姿を見せる。

一般中の一般って感じの
普通の公立高校。

「おはよー」
覇気がない緩い挨拶。
「おはよう、蘭」

蘭は赤茶けたかみをガシガシと掻きながら大きなあくびをした。

「眠い?」
「うん。私華葉みたいに5時起きとか無理。」
「蘭には辛いだろうね…」

美人さんなのに、こんなだから
彼氏いない歴=年齢何だろうなー

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