テキストサイズ

緑の縁

第1章 初めて。

「パパも・・・っママもっ・・・私の事 いらないって・・・ひっく」

ご主人様が怖いのと、
悲しみが堪えられなかったのとで、

私の顔は涙でぐしょぐしょでした。

「じゃあ、俺が必要としてやる。」
「・・・え?」

シェパードの首輪をぎゅっと
握り締めながら

ご主人様は無愛想におっしゃった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ