最後のキス~琉球の海を渡る風~
第5章 The king who disappeared~消えた国王
藍那は微笑み、二つ折り携帯を閉じると、立ち上がった。思い出してハンカチで珊瑚の簪を丁寧に包み、バッグの底にしまう。小さな星の砂はティッシュで包み、壊れないようにティッシュケースに入れた。
そうしておいてから、バッグを肩にかけ、また梯子を使って分厚い本を書棚に戻すと、大好きな嵐の歌をハミングしながら図書館の古めかしい階段を駆け下りた。
その夜、藍那は歴史の課題レポートを書き始めた。タイトルは〝幻の琉球国王とその王妃の生涯について〟。
The end~終わり~
Special thanks to
all readers!!
そうしておいてから、バッグを肩にかけ、また梯子を使って分厚い本を書棚に戻すと、大好きな嵐の歌をハミングしながら図書館の古めかしい階段を駆け下りた。
その夜、藍那は歴史の課題レポートを書き始めた。タイトルは〝幻の琉球国王とその王妃の生涯について〟。
The end~終わり~
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