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5つの小さな恋の唄*続編*

第3章 『秘密』主演*二宮和也*

いつも隣にいる君は、おっちょこちょいだ。

特に、忘れ物が多い。
だから何度も教科書を見せてあげてる。
そのたびに、君との距離が近付いて、僕はちょっと嬉しい。

そして、不思議な君は、教科書を見せるたびにアメをくれる。

「いつもごめんね?ありがと!」

いちご味の、甘酸っぱいアメ。
もらっては、家の机の上に飾ってる。

なんだかんだで話が盛り上がって、僕たちは仲良くなった。

僕は、星を見るのがすきだ。

ときどき、家の近くにあるビルの屋上に行って、天体観測をする。

その場所へ行こうとしていた時だった。

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