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Promis* - 約束 -

第2章 新堀君

「佐倉さん、古典のノート貸してくんねぇ?」

ぶっきらぼうな言い方。
声の主は、新堀 遥(にいほり はる)。
通称、ハル。

この間の席替えで、隣になった男の子だ。
話すのは、これが初めて。

『........』

あまりにも唐突なんで、黙ってしまった。

「ノート、みして欲しいんだけど。
この間、休んでたから。」

少し、苛立った声。
黙っちゃったから、
怒らせちゃったみたい。


『ど、どうぞ.....』

「 ども。」

新堀君、てなんか怖いなぁ。
みんなと仲良いみたいだけれど、
私は怖くて仕方が無い。


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