無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

2人でそんな話をしていると。

「おはよー！隣の補助席座ってもいい？」

「いーよー！」

この子も一緒にお昼を食べる仲である。

名前はゆり。

「ゆり、ケータイ出す？」

「うーん…迷ってる…。一応ガラケーも持ってきておいた。」

「だよねー。」

次々にクラスの人達はバスに乗り込み、全員が揃った。

私のクラスの学級委員長が出席をとり、担任の先生が注意事項を話す。そして、バスの運転手さんに挨拶をして出発となった。

人生4回目の長野の寮なので、緊張もワクワク感も何もなかった。