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私の恋は正しいですか?

第24章 夏祭り

ちょうど私達の真後ろには、わたしや大沢、なおきくんなどみんなが小学生の頃に通っていた中学受験の塾の、入り口があった。

「そっか、水葉はここの塾か…。」

「うん…ここに通ってた頃はそんなんじゃなかったのになぁ…。」

「そうなの?」

「うん!私達、すっごい仲良くて、いっつもおしゃべりばっかして先生に怒られてたんだもん。」

「へぇーそうだったんだー。もしかして、大沢ってその時水葉のこと好きだったんじゃない?」

「ないない!それは絶対ないよ!…でも、あの時は楽しかったなぁ…。」

急になんだか悲しくなってきてしまった。

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