僕は子供じゃないっ
第4章 育て猫
一護side
柴輝くんとの同居が始まって1日目。
朝食を作り始めて数分たったところで、ドアが開いて柴輝くんが顔を出した。
「着替えたなら出ておいでよ。」
俺が笑いかけると、困った顔をした。
かと思えば、今度は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「もしかして、何か困ってるのかな?」
「一護大きい…。僕…着替え嫌!」
柴輝くんはぎゅっと目を瞑って、そう言い放った。
そしてドアを閉めて中に入ってしまった。
「な、何事だよ…。」
一旦手を止めてドアをノックした。
返事は無かったが静かにドアが開いた。
「一護…。」
「なんで着替えないの?」
「だって…おっきい…。」
「柴輝くん、それを気にしてたのか…。取り敢えずこれ新品だから。着てごらん。」
柴輝くんに手渡したのは、七分袖にロング丈の黒いTシャツ。
「わ、かった…。一護…くんいらない…変。」
「そう?じゃあ、柴輝って呼ぼうかな。
次こそ着替えて出ておいでよ?」
柴輝はこくんと頷いた。
頭のてっぺんだけ跳ねている猫耳のようなくせっ毛が小さく揺れた。
俺は部屋をでて、朝食を仕上げに掛かった。
柴輝くんとの同居が始まって1日目。
朝食を作り始めて数分たったところで、ドアが開いて柴輝くんが顔を出した。
「着替えたなら出ておいでよ。」
俺が笑いかけると、困った顔をした。
かと思えば、今度は恥ずかしそうに顔を赤らめた。
「もしかして、何か困ってるのかな?」
「一護大きい…。僕…着替え嫌!」
柴輝くんはぎゅっと目を瞑って、そう言い放った。
そしてドアを閉めて中に入ってしまった。
「な、何事だよ…。」
一旦手を止めてドアをノックした。
返事は無かったが静かにドアが開いた。
「一護…。」
「なんで着替えないの?」
「だって…おっきい…。」
「柴輝くん、それを気にしてたのか…。取り敢えずこれ新品だから。着てごらん。」
柴輝くんに手渡したのは、七分袖にロング丈の黒いTシャツ。
「わ、かった…。一護…くんいらない…変。」
「そう?じゃあ、柴輝って呼ぼうかな。
次こそ着替えて出ておいでよ?」
柴輝はこくんと頷いた。
頭のてっぺんだけ跳ねている猫耳のようなくせっ毛が小さく揺れた。
俺は部屋をでて、朝食を仕上げに掛かった。