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君が好き

第3章 お泊まり

二「誰か電話だったの?」

大「ううん、違う」

二「ふ~ん。でも何か優しい顔してるね」

大「そうかなぁ、いつもと同じだよ」


ビールを飲み干したニノ。
急に抱きついてきた。


大「びっくりした。何だよ急に…」

二「ねぇ、もうそろそろ…いいでしょ?」

大「そろそろって…何が?」

二「本当に鈍いな。そろそろ俺の事抱いてくれてもいいでしょ?」

大「えっ…!そんな事急言われても…心の準備って言うものが…」

二「何が急なの?こんなに付き合ってきてるのに、キスも俺から言わないとしてくれないし。俺、我慢してきたんだよ」

大「でっ、でも明日仕事なんたろ…だから」

二「だから何ですか?抱いてくれないなら、俺がリーダーを抱くから」

大「おいっ!ちょっと待っ…」


思ったより力があるニノ。
俺は押し倒されて、激しくキスをされ、そのまま…。

この状況だけは、避けてきたのに…。

さっき電話していた翔君の顔が、頭に浮かぶ。
何だろう、後ろめたい気持ちでいっぱい。


“翔君…”

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