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この前、人を拾いました

第104章 ⑩—4 新婚さんはもう倦怠期?




「って、いうか、何で私、代表から呼ばれたんですかっ…? しかもレイなしの一人で…っ」


「さぁ……呼ぶように言われたのでね。しかも礼二先輩には伝えないようにとも言われましたから」



若村さんはそう言って、私と同じように不思議そうな表情を見せた。


帰り際の着信は若村さんだった。
折り返したら、西園寺代表が呼んでるっていうからここまで来ちゃったけど……



「とりあえず、入りますか」



若村さんの言葉に私は、一人小さく唾を飲み込んだ。



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