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この前、人を拾いました

第14章 ②―1 彼が変わることはありません

「はぁ…」



私はスーパーの袋を持ちながらアパートの階段を登った。



どうしてこんな変な人好きになっちゃったかなぁ…



光熱費・家賃やらの生活費は二人で折半していた。



いや、しているというより、
「光熱費」って殴り書きされた封筒が机の上に乗っているのだ。

小銭まで入っていて、
一体何を基準に?と思ったが、きっとこれも私が明細を見た記憶を視たんだろう。

綺麗に2で割った金額がいつも入っている。

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