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この前、人を拾いました

第14章 ②―1 彼が変わることはありません

レイがどれくらいのお金をもっているのか。
いや、そもそも仕事しているのか?

如何せん謎だらけなので、もらっていいのか初めは迷った。

けど、これもらわないと、完全にヒモだよね…


と思い、受け取ることにしていた。


重たい荷物をどうにかして片手にもつと、鞄の中から鍵を出して、鍵穴にいれたその瞬間だった。


がちゃっ

と私が明ける前に鍵が周り、


ドアが勢いよく空いた。


「きゃっ」


びっくりして荷物を落とすと、


レイが出て来て、私を勢いよく抱き締めた。

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