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この前、人を拾いました

第15章 ②―2 謎の電話、けたたましく

なんか、


落ち込んでる……?



か、かわいいんだけど……




「どこいくの?今の誰?」


今なら、まともな返事が返って来るような気がして、そう質問しながら私は慰めるように抱き締め返した。



「あのバカが…


俺はゆみちゃんと過ごしたいんだぁああああ!!!!!!」



………
えぇ、


分かっていました。


やはり、レイはレイだということを。



「…じゃあ、ご飯作らなくていいってことね。」



私がそう言うとレイはコクコクと頭を動かしたあと、

私をじぃっと見つめると




「二日分だぁぁぁ!」



と叫んだ。



「きゃっっ」



そのあと、
私は激しくも優しくレイに抱かれた。

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