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この前、人を拾いました

第16章 ②―3 挑発には乗ってはいけません

「そう…じゃあ、出身は?!」


これならわかるでしょ!とばかりの勢いだ。



「出身……あぁそういえばきいたことないなぁ」



「ちょっと!みきちゃん!!仕事も学歴も出身地も分からないなら何が分かるのよ!」


我慢していたのだろうか、百合子先輩は突然すごい勢いでいってきた。



そんなこと言ったって…

レイとは会話が成立することが少ないから…


その思ったその瞬間ハッとした。


「年齢!!!!年齢なら分かります!私と同じ25歳です!!!」

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