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この前、人を拾いました

第17章 ②―4 根拠のない意気込みでした

「みきちゃん、幸せ?」



え……?



「はい、幸せです。」



理由は分からないけど、

直感的にそう答えた。



「ほんとかなぁ?」


じぃっと正人さんが顔を近付けてくる。



「本当ですよ…。」


その答えを聞いて

うーーん、と正人さんは腕を組んだ。

「そんなに何も知らないのに?第一、ずっと前の飲み会だって、あいつ乱入してきたと思ったら、他の女に囲まれてヘラヘラしてたじゃないか。」



私の弱点を見つけたかのように、正人さんがベラベラと話始めた。



「あれは……」


確かに、ムカついた…。


だけど、レイはその後私の事好きって…。

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