テキストサイズ

この前、人を拾いました

第20章 ②―7 彼なりの愛情

「んはぁ……はぁ…はぁ…」


レイが唇を離すと

私はすっかり息があがっていた。



レイは、そんな私を見て、ニヤリと笑うと、


シュークリームを一口大にちぎって、私の口の中に入れた。



「うまい?」



レイは私の耳を舐めながら、そう呟いた。




その声だけでもう身体が溶けそうになっていた私はコクンと首をふるだけで精一杯だった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ