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この前、人を拾いました

第25章 ③―2 私だって学びます

「きゃああぁああ!」


レイはその華奢な身体からは想像できない力で私を持ち上げると、まるで私を俵のように抱えた。



「悪い子にはお尻ペンペンだぁぁあああハハハハハハハ!裁きだ!裁きがくだるぞ!」


レイはそう言って私のおしりをバシバシと叩いた。


「きゃっ!ちょっ、ちょっとなにしてんの!放しなさいよ!」


私は足をバタバタとさせて必死にもがくが全くレイは動じない。



「ハハハハハハハ!嫌なら許しを乞うがいい!」



……もういやだ…

何なの
この変態、変人…



「分かった!分かったから!ごめんなさい!悪かった!」


私は悔しさを胸に仕方なくそういうと、レイはおしりを叩く手を止めて私をひょいと下ろした。

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