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この前、人を拾いました

第26章 ③―3 やらかした

ん…?
と思い後ろを向くと、そこには私を強く睨む部長と、隣には見たことのない偉そうで太ったおじさんが立っていた。


「ちょっとみきちゃん!なにいってるの!立ちなさい!」



隣で百合子先輩が肘で私を突っつき小声でそう言った。



え?



よく見ると、周りみんな起立していた。




「草野!何をバカのことを言ってるんだ!立てといったら立て!」



と部長が私に怒鳴った。




「は、はい!」



私は急いで立ち上がると、隣にいる太った男がじぃっと私を見つめる。

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