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第28章 ③―5 祝賀パーティー
―――――…
「草野くん、君はただ私のそばについて笑っていればいいから。」
「は、はい…」
白石社長の香水の匂いを我慢しながら、初めて乗るリムジンの中で私はソワソワとしていた。
向かう先は一流ホテルの会場、西園寺財閥が創立100周年を記念した祝賀パーティーである。
うちの会社は西園寺財閥の傘下の子会社のそのまた子会社。
こういった場でしっかりと顔を広めて関係を厚くすることが大事…らしいけど…
こんな身分違いなパーティーになんで私……?
「社長、着きました。」
運転手の方がリムジンの扉を開けると、そこには見たこともないようなきらびやかな人たちで賑わっていた。
「草野くん、君はただ私のそばについて笑っていればいいから。」
「は、はい…」
白石社長の香水の匂いを我慢しながら、初めて乗るリムジンの中で私はソワソワとしていた。
向かう先は一流ホテルの会場、西園寺財閥が創立100周年を記念した祝賀パーティーである。
うちの会社は西園寺財閥の傘下の子会社のそのまた子会社。
こういった場でしっかりと顔を広めて関係を厚くすることが大事…らしいけど…
こんな身分違いなパーティーになんで私……?
「社長、着きました。」
運転手の方がリムジンの扉を開けると、そこには見たこともないようなきらびやかな人たちで賑わっていた。