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この前、人を拾いました

第28章 ③―5 祝賀パーティー

――――…

お化粧直しの帰り、広い会場で再び白石社長を探す。


んーー
広すぎて分かんないよー


途方に暮れてあちこち歩き回っていると、慣れないドレス姿だったので、私は自分で自分のドレスの裾を踏んで前に転びそうになった。


「きゃっ」


やばい!



そう思ったときだった、どこからともなく男性が現れて私を抱き止めた。


「はっ!すっすみません!」


と言って顔をあげると、そこにはレイにも負けないほどに容姿端麗な男性が微笑んでいた。


か、かっこいい……



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