テキストサイズ

この前、人を拾いました

第28章 ③―5 祝賀パーティー

そういって私は緩んだ総一坊っちゃんの手から腕を引いて、そのまま再び白石社長を探した。



ドキドキドキドキ……



嫌だ、
あんなイケメンが急に腕なんか掴んでくるから、胸がドキドキしちゃってる。


イケメンにはなれてるんだけど…


そう思って頭の中にレイが浮かぶ。


いやいや、あれはただ顔がいいだけで総一坊っちゃんとは違ってまともに話すことすらできない変人だったわ…。


あ、あとちょっと頭もいいだけ。



そして、少しだけ、昨日のレイの様子を思い出した。


今日はもう機嫌直ってるかな……



ストーリーメニュー

TOPTOPへ