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この前、人を拾いました

第28章 ③―5 祝賀パーティー

「何があったのだか、私には分かりませんが、人前ですのでどうぞ頭をお上げください。」



総一坊っちゃんはそう言って、白石社長に手を差し伸べた。





すると、レイは私を優しく放して微笑むと、白石社長の方に向かって進んでいった。



「ひぃっ!お許しくださいませ!」




総一坊っちゃんの手を借りて何とか立ち上がった白石社長は再びレイが動き出したのを見て、完全にびびった様子で腰を抜かした。


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