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この前、人を拾いました

第30章 ③―7 乱暴で変態な、でも甘い時間

「うわっっ」


何回も自分のドレスを踏みそうになっては転びそうになる私を、レイが苛立った様子で見た。



いや…

あんたが引っ張るからいけないんでしょ…


腹の中でそんなことを思うが、また何をされるか分からないので黙っていた。



すると、レイは今度は何か閃いたような顔をしたあとニヤリとしたその瞬間…



「きゃぁぁあ」



また、私を俵のように持ち上げたのだった。


例の"裁きスタイル"である。

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