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この前、人を拾いました

第30章 ③―7 乱暴で変態な、でも甘い時間

「ハハハハハハ」



まるで何かの祭りかのように私を担いで陽気な彼に、


本当に、本当に

これが西園寺財閥の御曹司のすることなのだろうか



と疑わずにはいられない。



「ついたぞぉお!」



とレイはそれはそれは近所迷惑な声で叫び家の中に入る。



「早く下ろして!」




私が足をばたつかせてレイの背中を叩くとまたもや、私をベッドの上にうつ伏せに投げ捨てる。



「うがっっ」



もうやだ…



本当にやだ



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