この前、人を拾いました
第35章 ④―2 許嫁という身分
――――…
「なに!?あなたイチゴ農家なの!?」
目の前に溢れるイチゴを前にしながら、九条院さんが再び叫ぶ。
「あ、いや……違うんですけど…」
とりあえず、九条院さんはとても目立つので、近くのカフェに行くこともできず、仕方なく自宅に招いたはいいものの……
「なんなのこの倉庫みたいな場所は!」
「そっ…」
「麗子様、これは庶民の家です。」
私が言葉を失っていると九条院さんの隣でずっと離れずに立っている瀧山さんがすかさずフォローした。
「これが家だなんて冗談はおよし!!」
…………やばい、ちょっと殺意が…
「なに!?あなたイチゴ農家なの!?」
目の前に溢れるイチゴを前にしながら、九条院さんが再び叫ぶ。
「あ、いや……違うんですけど…」
とりあえず、九条院さんはとても目立つので、近くのカフェに行くこともできず、仕方なく自宅に招いたはいいものの……
「なんなのこの倉庫みたいな場所は!」
「そっ…」
「麗子様、これは庶民の家です。」
私が言葉を失っていると九条院さんの隣でずっと離れずに立っている瀧山さんがすかさずフォローした。
「これが家だなんて冗談はおよし!!」
…………やばい、ちょっと殺意が…