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この前、人を拾いました

第35章 ④―2 許嫁という身分

私の気持ちも知らないで……




ジッとレイを見つめるが大きな口を開けてソファーで呑気にあくびをしている。




そんなレイをみて私はドタドタと大きな足音を立ててドアに向かった。



ガチャ




扉を開けると



家の方を向いて、めいいっぱい息を吸い込む。




「レイのバカぁぁぁああ!!!レイなんかイチゴに埋もれて餓死しちゃえぇえ!」



すっきりしたっ…!!!!



満足した私は勢いよく扉を閉めて一目散に走り出した。




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