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この前、人を拾いました

第40章 ④―7 落ち着く場所、大好きな場所

「ハハハハハハハハ」





塞ぎこんでいる私に気味の悪いほどの明るい笑い声が降りかかる。


顔を上げてレイをみると、






「僕を



誰だと思ってるんだい?」




低い声が私を震わせる。




「誰って……



西園寺れ…」


「フルネームで呼ぶな!!」



はぁ!?


誰だと思うって言うから言っただけなのに…


訳分かんないよ…




「なみちゃん、行くぞ!」



と言って私の腕を引っ張るレイ。




「行くってどこに?!」





「一条院だか百条院だか伊集院だかのところだ!!!!!!!!」





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