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この前、人を拾いました

第41章 ④―8 心変わりは突然に

レイの声にハッとした瀧山さんは、顔をあげると、九条院さんをじっと見つめた。




「た、瀧山………?」



普段の高圧的な口調ではなく、少し困惑したような口調で九条院さんが瀧山さんの名前を呼んだ。



ど、どういうこと!?


九条院さんが想ってる人って、レイじゃないの……??




「ハハハハハハハハハ」


と笑うレイ。






完全に場の流れがレイに持っていかれていた。




「歌集院だか、学習院だかなんだか忘れたがね、


会社のために、家のためにと思って結婚しようとするのは大バカがすることだ!!!!!

そんなのはどんなことよりも愚かである!!


僕がいっているんだから間違いない!!



ハハハハハハハハハ」

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