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この前、人を拾いました

第41章 ④―8 心変わりは突然に

開いた口が塞がらないとはこのことだと思う。



私だけじゃない、
九条院さんも瀧山さんも


そのレイの物言いに
開いた口が塞がらなかった




「しかしだね、
僕は、聖人なのだ!!!!!

セイントだ!!!



だから君がそんなに
家の事を気にするというのなら、あの頭のおかしいうちの親父に話をしてやってもいいだろ!



いいか!
こんなことは、世紀末にしか起きない大事件なのだからね!!!!

君たちは僕を一生崇めるがいい!!!!!!!

ハハハハハハハハハ」



え?

つ、つまり……


九条院さんは、西園寺家とのつながりを持つために
嫌々レイと結婚しようとしてたってこと……??



いきなり色んなことが起こりすぎて訳が分からなかった。



だけど一つだけ確かなこと


この人は

完全に

頭がおかしい

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