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「確かにそうね。
感謝はしているけれど、
ドＳと結婚しなくて本当に良かったわ。何されるか分からないものっ」



と微笑み、私を見ながら麗子様がいう。



そんな麗子様に私は微笑み返し、




「何をおっしゃいますか。




今夜は容赦しませんよ、






麗子様―――」



と麗子様の耳元で囁いた。


(『ずっと前から、お嬢様にお仕えしております』おわり)