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この前、人を拾いました

第47章 ⑤―1 甘い休日…?

そう…


このイカツい、ヤ〇ザにしか見えない男こそ、




私が最も恐れる人物…





草野祥平(くさの しょうへい)




私の




兄である。





「みきから離れろ」


こ、こわい…
お兄ちゃん、どうしたらそんな低い声出せるの…。




「やだ」



レイは子供のように抵抗すると、私をより強い力で抱き締めた。




「あぁ?」



一触即発…




私の家で
殺人事件が起きようとしている…




「みき、こいつだれ。」



何も動かないレイから目を離すとお兄ちゃんは微かに笑いながら私を見た。


だけど、

額には
くっきりと青筋が出ている。



「あ、え、と…


か、彼氏…」



「あぁ?」



「ひぃっ!!」



もうやだ。

こわいよぉ

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