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「はぁ…」



ビクビクとしていると、
お兄ちゃんはゆっくりとため息をついた。




「とりあえず、


お前服着ろよ。」



レイに向かって言ったお兄ちゃんの物言いが少しだけ優しくなって、ほっとする。




よ、よかった…



「やだ」





えぇぇえぇえええええ



思っても見なかったレイの言葉に落ち着いたお兄ちゃんの眉間にシワがよっていく。



「ちょっ、レイ、いいからシャツ着てよっっ！」


お願いだから空気よんでぇ……



半分泣きそうになりながら、そう私はレイをみる。


が



レイにそんな気遣いができるはずもなく…




「やだ」




「あぁ？お前本当に何なの？」



身体の毛穴という毛穴が開いて
汗が吹き出すのを感じる。