この前、人を拾いました
第48章 ⑤―2 訪問という名の襲来
――――――――
「僕は"兄"と言う概念そのものが嫌なんだぁ!!
なんで"兄"と呼ばれるものたちはちょっと先に生まれたからってあんなに威張りくさって僕の邪魔するんだ!!!!!!」
「はいはい」
もうこれでもかと不機嫌なレイにまるで三歳児を相手にするようにして服を着させる。
「だいたい、"兄"は…」
「うん、分かった。
分かったけど……
うちのお兄ちゃん本当にこわいの…
なんか昔から私のこと」
「溺愛だな」
とレイが呟く。
「いや、溺愛…?
違う違う、お兄ちゃんは暴力こそふるわないけど、
いっつも私を侍らせて、そりゃあもう奴隷のように…」
「僕は"兄"と言う概念そのものが嫌なんだぁ!!
なんで"兄"と呼ばれるものたちはちょっと先に生まれたからってあんなに威張りくさって僕の邪魔するんだ!!!!!!」
「はいはい」
もうこれでもかと不機嫌なレイにまるで三歳児を相手にするようにして服を着させる。
「だいたい、"兄"は…」
「うん、分かった。
分かったけど……
うちのお兄ちゃん本当にこわいの…
なんか昔から私のこと」
「溺愛だな」
とレイが呟く。
「いや、溺愛…?
違う違う、お兄ちゃんは暴力こそふるわないけど、
いっつも私を侍らせて、そりゃあもう奴隷のように…」