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この前、人を拾いました

第50章 ⑤―4 倦怠期...?

「最初は断ろうかと思ったんだ。

だって一年もあいつ一人にしとけないだろ?

でも、
期待してるよ
なんて言われたら、男として悪い気がしなかったのも事実なんだ。」



「え……?


じゃあ、お兄ちゃん、単身赴任するの……?


まだ結婚して二年でしょ?!
そんなの華美さんかわいそうだよ!!」



少し感情が高ぶってしまい、声を荒げてしまった。


言ってすぐに、

まずい、
相手お兄ちゃんだと言うことを忘れてた…

と身体を竦めた。


だが、
お兄ちゃんは私を怒鳴り付けるでもなくただ、項垂れているだけだった。

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