この前、人を拾いました
第53章 ⑤―7 兄夫婦とクリームソーダ
お兄ちゃんは華美さんがそういうと軽く舌打ちして、黙ってしまった。
華美さんは相変わらず強かだった。
私みたいにお兄ちゃんの動きに一々怯えたり、無意味に謝ったりしない。
冷静に自分の思っていることを的確に言うのだ。
「おぉぉおお!!!!
そうか!!!
そうなのかっ!!!!」
静まり返った空気を
逆に今まで黙っていたレイが破り、
また訳の分からないことをいって華美さんに近付いた。
「えっ……?
ど、どなたですか?」
さすがにいつも冷静な華美さんも突然の不審者に困惑しているようだった。
「そうか!ハハハハハハ!!!
ならよりお前が悪い!!!
愚かだ!!!
こんなにもかわいいのに!!」
レイは華美さんの問いには全く答えずに一人でベラベラと話すと、
今度はお兄ちゃんを指差して笑った。
華美さんは相変わらず強かだった。
私みたいにお兄ちゃんの動きに一々怯えたり、無意味に謝ったりしない。
冷静に自分の思っていることを的確に言うのだ。
「おぉぉおお!!!!
そうか!!!
そうなのかっ!!!!」
静まり返った空気を
逆に今まで黙っていたレイが破り、
また訳の分からないことをいって華美さんに近付いた。
「えっ……?
ど、どなたですか?」
さすがにいつも冷静な華美さんも突然の不審者に困惑しているようだった。
「そうか!ハハハハハハ!!!
ならよりお前が悪い!!!
愚かだ!!!
こんなにもかわいいのに!!」
レイは華美さんの問いには全く答えずに一人でベラベラと話すと、
今度はお兄ちゃんを指差して笑った。