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第53章 ⑤―7 兄夫婦とクリームソーダ
二人の空気がピリピリとしている中で
ズーズー
とレイのクリームソーダをすする音がうるさく響く。
「私はただ、勝手に決めないでほしかっただけよ!」
そんな音は二人には聞こえていないようだ。
「勝手にって、お前言うけどな…
これは栄転なんだぞ?
俺はお前のことを思って仕事やってんだよ
それくらい毎日俺のことみてりゃわかんだろ」
「だから、そうじゃなくて…」
呆れたように溜め息をつきながら、華美さんが話し始める。
「何が違うんだよ!!!!
大体お前最近おかしいぞ?!俺の知ってる華はそんなイライラしたりするようなやつじゃねぇよ!
いつも飯だって一緒に食ってたのに最近は作ってないことだってあるじゃねぇか!」
ズーズー
とレイのクリームソーダをすする音がうるさく響く。
「私はただ、勝手に決めないでほしかっただけよ!」
そんな音は二人には聞こえていないようだ。
「勝手にって、お前言うけどな…
これは栄転なんだぞ?
俺はお前のことを思って仕事やってんだよ
それくらい毎日俺のことみてりゃわかんだろ」
「だから、そうじゃなくて…」
呆れたように溜め息をつきながら、華美さんが話し始める。
「何が違うんだよ!!!!
大体お前最近おかしいぞ?!俺の知ってる華はそんなイライラしたりするようなやつじゃねぇよ!
いつも飯だって一緒に食ってたのに最近は作ってないことだってあるじゃねぇか!」