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この前、人を拾いました

第59章 ⑥―1 生きてますよー

「うーーん

なんかどれもレイっぽくないっていうか……」



「まぁ確かに、レイくんにプレゼントってすごい難しそう。」


彼自身がまず一般人の枠に入っていないから、
こういう大衆の雑誌読んでも参考にならないよなぁ…



「やっぱいいや。

たぶん、そういうの欲しがらないだろうし。」



めんどくさくなって私は雑誌を閉じると、百合子先輩はびっくりしたように目を見開いた。



「みきちゃんっ!
ダメよ!
今こそ女子力を発揮するときじゃないの!」


「女子力って……

でも、相手はレイですし…」


「もぉ…

それが強く愛されてる余裕ってやつ!?」

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