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この前、人を拾いました

第59章 ⑥―1 生きてますよー

久しぶりの先輩の色付いた話に興奮せずにはいられず百合子先輩に迫った。



「やだぁもぉ」



と言いながら顔を赤らめ身体をクネクネさせる百合子先輩は完全に恋する乙女だった。



「いいじゃないですかぁ
ズルいですよ、いつも私ばっかり」


「んー

まぁ今度、紹介するわっ」


そう百合子先輩が言ったのと同時にエレベーターがオフィスについた。


「気になる…」



「そんなことより、
レイくんの誕生日、ちゃんと調べなさいっ」


と百合子先輩は私の肩を叩いてそうそうに仕事を始めてしまった。


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