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この前、人を拾いました

第61章 ⑥─3 やっぱり何かあるご様子

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カチャ…カチャ…



食べ終わったお皿を洗い終え、エプロンをたたみながら、ソファーに座るレイを見た。


大きすぎるテレビを見ながら欠伸をしてウトウトとしている。



なんかとっても呑気そうだけど…


ふとカレンダーを見てレイの元にスタスタと近付いて、わずかに空いているソファーの隙間に腰を落とした。


『もうすぐクリスマス!!毎年大にぎわいのイルミネーションスポットを一挙公開っ!』


20時になるのと同時に
テレビの番組が変わってクリスマスの単語が聞こえると、無意識に身体がビクッと反応してしまった。


「あーーゆちゃぁぁあん」


そんな私に気付かずにレイは眠そうにしながら横から私に抱き付いてきた。

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