テキストサイズ

この前、人を拾いました

第64章 ⑥―6 それでもやっぱり

「いや、
私も本人にちゃんと聞いた訳じゃないんで、よく分からないんですけど…
人が昔見たものが、レイには視えるらしくて…」




本当に本当に
迷惑な能力である。



「えっ!?なにそれー超能力!?」


百合子先輩はえらく興味を示したようで身を乗り出してきた。



「超能力……
うん……まぁそうなんですかねぇ」



すごぉい……


と百合子先輩はポツリと呟いて固まった。



確かに
最近それが当たり前になってたけど、よく考えたら本当に不思議っていうか何て言うか…



「ねぇねぇ、それってどんな風に見えるわけ??」


と目を輝かせる百合子先輩。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ