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この前、人を拾いました

第64章 ⑥―6 それでもやっぱり

どうって……


「レイじゃないから、分からないですけど…
その人が見たものが映像みたいに視えるんじゃないでしょうか…
今までの感じだと、音は聞こえないみたいです。」



「へぇえ……おもしろい…」


そういいながら、百合子先輩はコップに入ったビールに口をつけた。


おもしろいって…

絶対おもしろくないんだけど……


「で?それが、うちに泊まる理由となんか関係あるの?」



「あ、いや、だから…サプライズパーティーにしたいんですけど、準備段階で会うと記憶視られてバレちゃうじゃないですか?」



「あぁあなるほどぉ……
大変ねぇ…」




そうなんです……


大変なんです!

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