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この前、人を拾いました

第65章 ⑥―7 26th Birthday

「えっ、いや、いいっ……んんん」


レイは白い顔を私に近付けて、抵抗する私の唇をふさいだ。


クチャ…クチャ

ヌチャ…



生クリームで
甘くなったレイの唇から舌がゆっくりと私の中に侵入してきて
どんどんと私を溶かしていく……



「ん……んっはぁぁ…はぁ」



突然離された唇に

物足りなさを感じながら、レイを見つめた。



「うまいだろ?」



と舌で唇を舐めながら
得意気に見つめ返してくる。



「うん……」

うまいだろって…


私が作ったんだけど…



「ハハハハハハハっ!」



そこにはさっきまで弱々しく泣いていたとは思えないほど、元気な……いや、いつも通り変人なレイがいた。

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