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この前、人を拾いました

第74章 ⑦―5 いざっ!遊園地へ!

もう絶対あいつ置いて帰ろっ…


くだらない演説をして、暴動を起こした人たちに押し潰されちゃえっ!!!!


そう思いながら、じわじわと目が熱くなっていく。



結局、私に残された道は、これから先もレイに振り回され、逆らったら担がれながらお尻を叩かれるか


レイと…別れるか…



その2つしかない。



「はぁ…もう…疲れた…」



緩く溜め息をついて、フラフラとベンチに向かったら、


ドンッッ!!!!
べちゃっ!!!!


と嫌な音が二回して身体が吹っ飛ばされた。



「あぁあああああ~僕のアイス~~~~!!!!!!」


昨夜の腰の痛みに加え、さらにおしりを強打した私は、小さな子の悲鳴にギュッと目を瞑った。

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