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「こんにちは、草野です。ここいいですか？」


そう隣の人に尋ねた。


「えっ、ああ、もちろん！」

25歳の同い年くらいの爽やかな青年だった、見覚えがないので、部署は違うのかも知れない。



「なんか、草野さんとはなせて嬉しいよ。おれ、◯◯部の池田正人。」


そういって池田さんは微笑んだ。


部署違うのに、なんで私のこと知ってんだろ？


「あの、なんで私のこと知ってるんですか？」


そう私がきくと、

池田さんはびっくりしたような顔をした。