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この前、人を拾いました

第82章 ⑧—2 ラクダがいっぱいで土は赤くて…

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多か国語しゃべれるというのは、とても素敵なことで…、本当、胸キュンものだと思うのです。


私の彼、西園寺 礼二は、変態・変人なことと、てんとう虫が苦手なことを除けばオールマイティと言われる部類の人間(?)で。


私の知っている限りでは、とりあえず、イタリア語と英語は母国語のようにペラペラと話す。


けど、今…



「んああぁ〜〜〜」



ラクダ語も話せるらしい事が判明。



「まつげがバサバサだなっ!!!ハハハハハハっ!!良かったられみちゃんにあげてくれっ!!んあぁ!んもぉ〜んああ〜」


……ラクダも本当にレイの話が分かっているかのように、機嫌がいい。


この人って本当に変だけど、なぜか、人を惹き付ける力があるんだよね。


もちろん、その容姿が目立つからってのもあるけど、それだけじゃない、


口では説明出来ないけど、何故か、惹かれるのだ。


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