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この前、人を拾いました

第83章 ⑧ー3 金髪レディーにご注意下さいっ!?



虚しくなった私は、目を細めて二人を見た。



……あ〜なんだろ…この敗北感…


悔しいけど…お似合いっていうかなんていうか…



レイの隣には、ああいう人の方が…似合うよなぁ…



って何私弱気になってるのっ…?





いつもいつもあの人の変人に苦しんでるのは私な訳でっ…


こんな事で嫉妬するだなんて、本当に本当の負け組じゃんっ!!!




そう言い聞かせるけど、やっぱり、楽しそうに話す二人にモヤモヤする気持ちはごまかせない。




……私だって…やるときはやる…



自然の空気を肺一杯に吸い込んだ私は、地平線のはるか彼方を見た。





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